あるマンガを読んだ話。
※書き殴り注意。文章構成力とか知らん。(笑)
皆さん、お久しぶりです。なんだお前はという人ははじめまして。れどと言います。
書き殴りになりますが今日は久しぶりにはてなブログを開いてスマホでポチポチしながらお話しでもしようかなと。
と言いますのも先日とあるマンガを一気読みしまして。いろいろ感情を吐き出しておきたくなったのです。
そのマンガの名は「ヨメクラ」。
あらすじ云々は割愛させていただくとして、ざっくり言えば結婚をテーマにしたラブコメ作品です。元々は僕が応援している声優の大西亜玖璃さんがこの作品の7巻に付いてくるドラマCDに出演されているということからついでだし読んでみようとなったのがきっかけ。
…だったのですが、最終話まで読んだ結果、病んでしまいました。笑
何故そうなってしまったのか、とかそういう話。よかったらお付き合いください。笑
※以下、本編のネタバレ有り。
はい、というわけでヨメクラの話。先ほどもお伝えした通り、このマンガを読むきっかけとなったのは大西亜玖璃さんでした。大西さんがドラマCDで務めた役はメインヒロインの一人、一ノ瀬未羽という少女。
このマンガのなんたるかも全く知らずに読みはじめた僕は当然(?)大西さんが演じているという理由でこの一ノ瀬さんというキャラクターを推していくことにしました。
一ノ瀬さんとは主人公の零次くんとは実は小学生の頃に出会っていてその頃から彼のことが好きで、零次くんのフィアンセ候補が集うヨメクラに入りました。
この一ノ瀬さんという子、他のヒロインの名前を見ればわかるのですが数字で言うところの1を指すポジションの子で、加えて先程の設定からいわゆる幼馴染み的な子なのです。
一巻の表紙には一番大きく描かれてたし、(ほぼ)幼馴染み設定、これは勝ってほしい(結婚相手に選ばれてほしい)と強く願いました。
結果、負けました。(笑)
彼女の親友で彼女を零次くんに近づけさせない、という目的でヨメクラに入った二階さんというヒロインがこの物語の勝者、零次くんの婚約者となりました。
実のところ僕は今までこういったラブコメ作品をちゃんと読んだことはなく、なので幼馴染み設定的な子がいわゆる「負けヒロイン」とされる風潮を全く知らないでいました。なので物語が進むにつれて、二階ルートに進んでいくのを見てページをめくるのが本当に苦しかった。笑
初めは大西さんがという理由だけで推していた一ノ瀬さんでしたが、読み進めていくうちに純粋にルックスが一番好みという点も加わり、話が進むにつれてがんばれがんばれと強く思ったし、なんでこんなに好きなんだろうと思った時にはこの子が一途だったからだなと。
この手の物語で好きでいる時間とかはあまりレースの勝敗を強く左右できないものだなとは理解できるんですが、やっぱり何年も前から好きでい続けて、それでライバルが集まるヨメクラにまでやってくる。そんな一途な想いの子を自分は応援したいんだなと思いました。
だから、ほんとはしょりまくりで申し訳ないのですが(コミックスを読んでくださればめっちゃわかると思いますが)最終巻で一ノ瀬さんが我慢して諦めて、涙を流す姿にボロボロ泣かされて。
でも全部で11巻ある物語で、正直一ノ瀬さんは勝てるルートには全く入ってませんでした。零次くんが好き、一緒にいたい、という気持ちは常に持っていてもそこから先、それ以上のところには踏み込めなかった。幼少設定も彼女が一方的に好きという感情を持っていたのに対し、零次くんはそんなそぶりが一切なかった。つまり脈なし。
当時からここでフラグが立っていればまだわからなかったところはある。
加えて残念なところは彼女が他ヒロインよりもリードする展開が序盤のみ、良くて中盤止まりでメイン回以外はほぼモブかそれこそ負けヒロインのような立ち振る舞いであった。
一方の二階さんは全編通して少しずつテコ入れがされており、…というか結末を知ってから物語を思い返すとどう見ても最初から二階さんルートでしかないじゃんこれという風に見えてくるアレでした。笑
まぁ本編でいろいろあったのですが、そんなこんなで負けてしまった一ノ瀬さん。すごくすごく報われなくて僕がマンガでこんなに感情を揺さぶられた、というかガチ病みして丸一日かけてようやくメンタル回復して今ポチポチしてるところなんですが、な話なんですがヨメクラの作者さんの後日談によると展開的には一ノ瀬さんルートにもできそうに作っていたとのこと。
積極的なアタックこそあまりできなかった点もありますが、そんな彼女が最終的に零次くんを二階さんに譲った想いはとても素敵で、とても悲しくて、そんなところに涙が流れました。
彼女が決断に至ったそんな想いは「大好きな人の幸せのため」、です。
お嫁さんを目指すこの物語でエゴ、自分が幸せになることは相手の零次くんを幸せにすることとほぼ同格くらいの感覚で皆が抱いていたと思います。特にこの一ノ瀬さんというキャラクターはそう。
幼い頃から抱いていた好意を実らせるために動いていた。大好きな零次くんと結ばれるためにヨメクラに入って彼の婚約者になろうとした。そこにある願いの順列はどう見てもエゴが上。
そんな彼女がエゴよりも大好きな相手を選んだこと、大好きな相手のために大好きな零次くんを諦めたこと。
僕は恋愛こそしたことがないオタクですが、オタクである以前に1人の人間としてエゴを大切にすることも時に大事ではないんじゃないかと思っています。自分はこうしたい、ああいうことがしたい。そういうのを演者をただ応援してるだけじゃなくて抱いて、推しとともに叶えるといいますか。僕は前者のようなただ応援してるだけの人のことを受け身のオタクと呼んでいるのですが、そうじゃなくて自分の願い、叶えたいこと。
少し言い方を変えて幸せを優先させてあげることも大事なんじゃないかって思っています。
特にこの作品のテーマである結婚、一度きりの人生におけるイベントにおいて自分が一番に幸せになることを優先することの何が悪いんだとすら僕は思います。
でもそれだけでは本当の幸せは掴めない。結局、自分の願いよりも好きな人の気持ちを優先させないと好きな人を幸せにはできないんだなと。自分の願いだけでは好きな人を幸せにはできないんだなと。
一ノ瀬さんというヒロインはきっとそういう負け方をしてしまったのでしょう。
テーマが恋や恋愛ではなく、その上のところにあるような結婚、生涯のステップという重いところにある結果が彼女を敗北にしてしまった気がしてなりません。この物語が恋愛で止まっていればまだ一ノ瀬さんは勝てたのかもしれない。
ただ、一ノ瀬さんがlikeなのに対して零次くんと二階さんが物語を通して産み出したものはloveで、そこの差で負けたようにも思います。
僕は外部からこの物語を娯楽として観測してるだけだから零次くんのように深く悩むことなく、それこそ僕がこのマンガを読みはじめた頃のように一ノ瀬さんをlikeしていてもいいのだろうけども、でも、やっぱりあんなに一途な子、報われてほしかったなぁと今でも強く願ってしまいます。
いわゆる負けヒロインとなる幼馴染み設定、幼馴染みが好物の僕にとってはラブコメマンガを読むのが怖くもなる。そんなヨメクラという作品の話でした。
散々愚痴を垂れたような気がしますが作品は正直面白いと僕は思ってますのでもしこのブログを読んで少しでも興味を持ってくださった人がいたら、ぜひ。
僕の推しの一ノ瀬さんの活躍も応援してあげてください。あと、一ノ瀬さん推して最後に病んでしまった人は僕と飲みましょう。笑
書き殴りゆえ、終着点も曖昧。お疲れ様でした。